借主と入居者が違う!?結構あるトラブルみたいです。
不動産管理会社ではトラブルやクレームが色々とあります。
以前ホーセイ土地の管理物件をご契約頂いた借主様で契約時に話していた入居者が
実際とは違ったというトラブルがありました。
入居者が違うと言っても入居者が「学生」借主(契約者)が「学生の両親」では
ありません。
入居者=借主、借主=学生の両親はよくあることです。
今回はかなりやっかいなトラブルです。
お申し込みのためご来店頂きました。
当時ホーセイ土地が募集していたファミリー物件にお問い合わせがあり、物件を
契約したいとの事です。
まだ物件を内見していないが写真と間取りが気に入ったので契約をしたいという
ことでしたが、お申し込みにご来店頂く時に物件を内見してください。と伝え、
後日ご来店頂きました。
物件も大変気に入って頂きそのまま予定通り、お申し込みをして保証会社の審査も
無事に通り、契約となりました。
ここまでは本当に賃貸物件を借りるまでの一般的な流れです。
私も普通にご家族で入居するんだな。と思っていました。
しかし、問題は入居してからです。
落とし物から発覚!?
無事に契約も終わり入居となりましたが、半年くらいすると管理人から
(物件は分譲マンションです。)入居者の問題行動が多いと連絡がありました。
今まであった問題行動をまとめて借主に報告して借主からは今後気を付けます。と
返事を頂いたので一安心だと思っていました。
しかし!!後日また管理人から連絡があり、「入居者が違うのでは?」というのです。
私もそんなことはないと思い管理人に話を聞くと、落とし物が届けられ、身分証明書で
本人確認を行ったが入居者の氏名が一致しないということです。
※分譲マンションの場合、賃借人の入居届けを提出します。
ここで疑いから確信に変わり、すぐに借主に連絡を入れることにしました。
「賃借権の譲渡または転貸」は禁止です。
賃貸借契約では「賃借権の譲渡又は転貸」は禁止条項にあたり、契約違反になります。
借主に連絡をとり、確認をしましたがそんなことはないと言い張りる始末です。
私も何とか証拠を見つけたいと思い、管理人に相談をしました。
管理人からの提案でその分譲マンションには防犯カメラが設置されているとのことなので
防犯カメラで証拠を見つけてみては。というのです。
早速、防犯カメラで入居者を特定して再度借主に連絡をするとやはり私たち
は住んでいない。と白状しました。
かなり巧妙な方法です。
私も申込時に提出してもらった書類を再度確認すると借主含めご家族の身分証明書などは
全てもらっていて、連帯保証人も借主の親族になってもらい契約をしています。
どういうことなのか。借主に聞いてみると提出した書類は本当にご家族のもので
連帯保証人も親族で間違いないということでしたが、実際の住まいは別にあるみたいで、
入居させていたのは、職業的に審査に通りにくい人(反社会的勢力ではありません。)
で、本人に変わって契約をしていたみたいなのです。
借主も全て話してくれましたが、契約違反は契約違反です。
このまま入居してもらう訳にはいきません。
契約違反のため退去してもらいます。
その後は借主に責任をとってもらい、「1ヶ月以内に退去」という条件で退去して
もらうことにしました。
今回のトラブル事例はなかなか気づくことができません。
マンション内での問題行動があり、落とし物があったから発覚することができました。
それがなければ退去するまで知らずに入居されていたかもしれません。
こういった入居者の相違のトラブルは他の不動産会社でもあるトラブルです。
中にはアリバイ会社などを使って職業的に審査の通りにくい人や外国籍の方を
入居させたりする事例も聞きます。
特に分譲マンションの賃貸では各お部屋の所有者が異なるため、見つけるのに
苦労します。
まさか弊社でもあるとは正直思ってもいませんでしたが、無事に解決できて
ホッとしています。
【不動産管理でお悩みのオーナー様へ】
不動産管理に関してお悩みのことがございましたら株式会社 ホーセイ土地に
ご相談くださいませ。
TEL:042-321-3363
Eメール:info@hohseitochi.jp
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